ニュースリリース

パナソニック 群馬大泉工場にて
ウェアラブルデバイスAmiVoice® Front WT01の実証実験を開始しました

工場内の高騒音環境下でもハンズフリー音声操作が可能に

2015/07/09
ニュースリリース

 株式会社アドバンスト・メディア(本社:東京都豊島区、代表取締役会長兼社長:鈴木清幸 以下、アドバンスト・メディア)の開発した音声認識・音声対話専用のバッヂ型ウェアラブルデバイス「AmiVoice Front WT01(アミボイスフロントダブルティーゼロワン)のベータ版の実証実験を、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)の群馬大泉工場にて開始しました。これはパナソニック生産技術本部モノづくり強化センターとの取組みです。

 パナソニックの群馬大泉工場では、業務用冷蔵庫やショーケースなど、約4000機種を日替わりで製造しています。機種が頻繁に入れ替わる状況で生産効率を維持・向上するために、タブレットを設置し、画像や動画を用いて組み立て工程を表示しています。タブレットを操作する際には、作業の手を止め、手袋を一度脱着し、画面を触る必要があるため、作業効率と操作性が課題となっていました。
 今回、ハンズフリーでタブレット画面の音声操作を行う事を目的に、AmiVoice Front WT01のベータ版と連携実証実験を行ったところ、高い効果を得る事ができました。機械音や作業音など工場の高騒音環境下でも、正確な音声指示を行うことができました。手を止めることなく作業をしたまま、タブレット画面の音声操作を行う事が可能なため、業務効率の向上が見込まれます。
 AmiVoice Front WT01の正式採用に向け、今後も引き続き検証実験を行ってまいります。

パナソニック群馬大泉工場での実証実験の様子

【AmiVoice Front WT01の特長】
①高指向性アレイマイク※1と背面スピーカー。即時操作用にマルチファンクションボタンを搭載
本体には2マイクを用いた高指向性アレイマイクと背面スピーカーが搭載されており、音声対話や通話による情報の取得がハンズフリーで行えます。また、本体にはマルチファンクションボタンが搭載されており、様々な機能を割り当てることができます。

②最大100dB耐騒音性能※2。いつでもどこでも高精度な音声認識が可能に
ヘッドセットマイクを装着すれば、最大100dB耐騒音性能・最大10m耐風性能※2を発揮することが可能です。人混みやホールの中など雑音や残響が多い環境は勿論、工場・事業場等の高騒音下や屋外での利用でも、高精度な音声認識を行う事が可能です。

③業種・業態を問わず、幅広い分野での業務活用。ハンズフリー・アイズフリーで作業促進
業種・業態・使用場所を問わず、ハンズフリー・アイズフリーでの作業促進が見込まれるあらゆる場所で活用する事ができます。状況に合わせて、クリップタイプとネックストラップタイプから装着方法を選ぶことができます。

 AmiVoice Front WT01は2015年9月上旬より販売を予定しています。また、同月には無線機(インカム)の代わりとして利用可能なハンズフリーIP通話サービスも開始する予定です。

仕様
■無線方式  Bluetooth Ver.4.0(HSP/HFP v1.6/A2DP/AVRCP)Class2
■マイク  2マイクアレイ
■スピーカー  0dB~-45dB(ステップ幅 2.5~3dB 16段階)
■ボタン  電源/ペアリングボタン、ミュートボタン、マルチファンクションボタン、スピーカーボリュームボタン
■ジャック1  Φ3.5mm 4極(イヤホン、ヘッドセットマイク用)
■ジャック2  MicroUSB (充電用)
■外形寸法(W×H×D)  38×100×19(25.7※クリップ含む)mm
■防水性  IPX4相当
■駆動時間 連続動作時間8時間以上、連続待機時間100時間以上
■充電時間  2~3時間
■重量  56g

 ※注釈
1:複数個のマイクロホンを用いたデバイス   
2:ヘッドセットマイク接続時は、最大100dB騒音性能、 最大10m耐風性能です。ヘッドセットマイク未装着時は、最大90dB騒音性能、
最大5m耐風性能となります。本性能は、当社での音声認識テストの結果となり、ご利用の環境により性能は異なります。

本件のお問い合わせ

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クラウド事業部 坂口
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